北鎌倉明月荘の春

2014年4月13日 23時18分 | カテゴリー: みどり・環境

 

明月荘の母屋と庭園

 

竹林に続く坂道

 

尾根から光が射す竹林

 葉桜と樹々の若緑が美しい日曜日、北鎌倉の明月谷戸の奥に佇む明月荘を訪ねました。戦後すぐに、個人の住宅として建築された明月荘は、1971年に神奈川県(開発公社)が周囲の山林を含めて保全の目的で購入、80年以降鎌倉市が県から建物を借用して、社会教育施設として市民に開放していました。老朽化により2010年7月末に閉鎖となりましたが、従前から明月荘を利用していた市民団体や地元住民の皆さんの保全・存続を求める声を受け、’13年に「県民協働事業協定」が、県とボランティア団体「神奈川まちづかい塾」の間で結ばれ、民間団体等が資金や人材を調達して建物の修繕、緑地の維持管理を行うことになりました。現在は、不定期に開催されるイベントや第2、第4金曜日の定期清掃に参加する場合に限って一般に開放されている状況ですが、来年度には一般公開を実現できるよう、修繕や整備が進められています。

 

今日は、リサイクルショップの収益を鎌倉の緑地保全のために寄付する活動を15年間行ってきた「みどりショップの会」の皆さんに同行させていただきました。鎌倉で一番面積が広い竹林があるのが、ここ明月荘。間伐された竹を粉砕する機械の購入資金を同会が寄付することになり、竹林やその周辺の斜面を散策する機会が設けられたのです。ところどころタケノコが穂先をのぞかせる急な斜面を登った後、緑が目に染みる庭園に戻って休憩。この1、2年で竹や樹木の間伐を行なった結果、今春はこれまで隠れていた花木が沢山見えるようになったとのことでした。すっかり気に入って、定期清掃への参加に意欲を示す同行者もいました。建物や庭園、山林の修繕・整備にはまだまだ年月を要しますが、協働の取組みが実を結ぶことを期待します。