北鎌倉・台峯の開園に向けた整備~実施設計素案への意見募集延長

2014年5月18日 19時41分 | カテゴリー: みどり・環境

マルバウツギの白い花

緑が薄いのはシイノキ

 

 成長が早いシイノキが増えた台峯周辺
 5月18日、北鎌倉・台峯の自然観察会に参加しました。爽やかな好天に恵まれ、参加者約20名、山ノ内配水池入口から尾根沿いの道、湿地エリア(倉久保ノ谷戸~谷戸ノ池)を通って山崎小学校の裏手まで2時間半ほどかけてゆっくりと歩きました。今年はウツギの仲間の当たり年のようで、ウツギ(卯の花)はまだ蕾でしたが、マルバウツギは行く先々で可憐に咲いていました。5月も下旬、木々の緑が濃さを増す中、尾根の眺望台から見渡すと黄色味がつよいシイノキ(スジダイ)が目立ちます。近年とみに多くなっているとのこと。湿地の池では、カワトンボの求愛、産卵シーンも見ることができました。

実施設計(素案)は意見募集中 !
 鎌倉市は、台峯の開園に向けて、「(仮称)山崎・台峯緑地実施設計素案)」の意見募集を行っています。この意見募集の期間は、当初4月22日~30日までの9日間でしたが、市民から募集期間が短すぎるとの声が多く寄せられ、7月2日まで延長されました。私が参加した都市整備部公園課による素案の説明会(4月25日)の時点では素案は、意見募集に30日以上の期間を設けることを定めた意見公募手続条例(パブコメ条例)の対象ではない」との説明がされました。その後募集期間を延長したのは、「十分な期間を設けるべきだ」という市民の声を受け入れたことを意味しますが、別の見方もできます。
 素案への市民意見を反映して一段階先に進めた「実施設計(案)」が作られます。既に広報かまくら5月1日号には、
実施設計(案)の説明会開催(5月22,23日を予定⇒延期)のお知らせも掲載されました。しかし、長年緑地保全に関わって来られた市民から素案に対する多様かつ具体的な意見が短期間のうちに出されたため、それを実施設計(案)に反映させるのは容易ではないと市は観念。そのことが素案への意見募集期間延長につながった、という見方です。
 実際、4月25日の素案説明会参加者の実施設計をめぐる意見は一様ではなく、
・来訪者を広く迎え入れられるよう歩道や法面、池の堤等を整備し樹木管理を進めようという意見と、
・できる限り現状維持を心がけて生態系等に変化が起きないようにするべきだという意見
とに大きく分かれていました。ため池(末尾写真)の堤の補修の仕方についても、様々な意見が出ました。

 開園後は、維持管理を指定管理者へ業務委託するにしても、台峯の保全に力を注いできた市民の参加・協力なしにはやっていけません。開園後の維持管理のあり方も考慮した上で、市が調整力を発揮した実施設計をまとめることが望まれます。