鎌倉市議会2月定例会(中間振返り①)~代表質問

2019年3月6日 01時47分 | カテゴリー: 活動報告

2月13日~3月22日の長丁場の2月定例会。7日からは予算等審査特別委員会が6日間行われ、新年度予算が集中審議されます。
定例会も後半となったので、中間報告を致します。

まず、2月21日に行った新年度予算についての会派代表質問についてです。

Society 5.0 for SDGs と SDGs未来都市
政府は、「高度な先進技術の導入で社会が抱える様々な課題を解決する」として「ソサエティ 5.0(超スマート社会)」の実現を掲げています。
国連が2016年~2030年を取組み期間としているSDGs(持続可能な開発目標)は、17の目標と169の ターゲットから成る極めて包括的な国際開発目標です。
では、日本が、このSDGs をどのように展開しようとしているのかというと…。
日本のSDGsモデルを特色づける3つの柱のひとつが、ソサエティ5.0を、SDGsと連動させて官民連携で推進することなのです。

神奈川県、鎌倉市が取組む「SDGs未来都市」とぴったり重なる展開です。

新奇なことで停滞感を隠すのか
松尾市長のもとでの市政運営の方向性も、この流れに沿ったものと言えるでしょう。
鎌倉市では、新焼却施設建設問題、本庁舎整備についての市民合意の形成、北鎌倉隧道の安全対策など、危機感を持って取り組まなければならない課題が足踏み状態になっています。
鎌倉版地域包括ケアシステムのありようも見えてきません。

一方、次々と目新しいこと(ロードプライシング、RPA、テレワーク、パブリテック宣言、FabCity宣言…)に取組んだり、市長の実績としてあげられるような条例づくり(つながる鎌倉条例、共生条例、子ども総合支援条例…)に励んでいるのは、そうすることで停滞感を隠そうとしているようにすら見えます。

バックキャスティングという「視点移動」
SDGsについての質問に対する答弁では、「SDGsの目標年度である2030年からバックキャスティングで施策を構築する」という言い方がされていました。
バックキャスティング(backcasting)とは、未来の到達点(あるべき姿)や目標から逆算して現在の施策を考える発想なのだそうです。

バックキャスティングを全否定はしませんが、「視点移動」がゴマカシになってはいけません。面倒で膠着した現状や今まさに取組むべき課題から一歩、二歩と前に向かっていく努力が霞んでしまうようではダメだと思います。

また、「SDGsという国際的なモノサシ」という言い方もされました。
確かに国際的なモノサシなのですが、都合の良い部分だけを使うモノサシに陥らないようにしなくてはなりません。

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代表質問で取り上げた項目(一部項目を省略)
以上のような問題意識を持ちつつ、代表質問では次のような項目を取り上げました。

・在宅医療・介護連携推進事業
・鎌倉版地域包括ケアシステムの構築と共生社会をめざす取組みの関係
・地域分散型の福祉の拠点づくり
・紙おむつの支給事業
・共生条例での合理的配慮の位置づけと今後の施策の進め方

・保育士不足の解消策と保育園の運営に対する支援
・一時預かり保育を利用しやする環境整備
・児童虐待防止の取組みと「子ども家庭総合支援拠点」

・声かけふれあい収集の拡充
・持続可能なごみ処理施策と市長の姿勢
・住宅確保要配慮者への支援

・学校の部活動のあり方改善
・小中学校の保護者負担経費を検討する協議体
・子ども達のネット・スマホ依存への対応

・土砂災害特別警戒区域の指定と住民対応
・津波災害警戒/特別警戒区域の指定とハード面の整備
・避難経路マップの活用

・持続可能な公共下水道

・自治体SDGsとは何か/まち・ひと・しごと創生とSDGs
・ロードプライシングを実施する意義はあるか
・市有施設の耐震
・御成現在地の整備構想を示す必要性