鎌倉市議会常任委員会 トピックス

今週は、鎌倉市議会の3常任委員会が開催されました(総務常任委員会は26日(月)の開催です)。

(仮称)市民活動推進条例~長い条例名の素案のパブコメ開始
22日(木)の観光厚生常任委員会では、(仮称)市民活動推進条例の進捗状況について、地域のつながり推進課から報告がありました。

市は、この条例の2月定例会での成立を目指していました。しかし、理念条例だけ先に作って、市の責務や具体的な取組みを盛り込んだ「指針」を翌年作るという進め方に対する批判を受け、条例と指針をセットで提示することに方針転換しました。
1月下旬から市民活動推進条例検討会を7回持って条例素案と指針素案の検討が行われ、取りまとめられた素案についての意見公募(パブコメ)が6月22日~7月21日に行われます。https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/npo/joreiiken2.html

素案で示された条例名は、「わたしたちのまち鎌倉のことに関心をもち、自分たちでよりよくしていこうという想いを共有して行動するための条例」です。
成立すると、日本で一番長い条例名になるのだそうです。
もっと時間をかけて指針の内容を検討してほしかったと思います。
この条例、4月の市議選には間に合いませんでしたが、10月の市長選の前には成立させたい、ということのように思えてなりません。

北鎌倉隧道の安全対策~本筋から外れない議論を
本日23日(金)の建設常任委員会では、北鎌倉隧道の安全対策についての道路課からの報告と、陳情8号「北鎌倉隧道の速やかな通行再開と歩行者保護を求める陳情」の審査がありました。
番外席で傍聴していましたが、報告についての質疑・陳情審査は迷走していました。

北鎌倉隧道の安全対策についての市のスタンスは、安全確保と景観保全の両立を目指す、というものでした。
それは基本的なところで今日まで変わっていないと理解しています。

一昨年秋に、「開削せずに残す『補強案』でも、人工的な外観で景観の保全とはならず、一部を素掘りのままにすることで安全性に不安が残る。一方『開削案』では、周辺景観と調和する工法の選択の幅がある」という理由で開削を決定して予算がつきました。
しかし、その後に開削の方針は棚上げになりました。
安全確保と景観保全というファクターに、「尾根の文化財的価値」というファクターが加わったからです。
これについては、国会議員が文化庁に働きかけたということを強調する向きもありますが、「尾根の文化財的価値」が顧みられるきっかけを作ったのは、隧道の保全を求める市民の様々な動きです。
歴史的な資料をあたり、次々と新たな知見を提示したのは市民であり、最終的に「尾根の文化財的価値」を認めたのは、鎌倉市の文化財専門委員会です。

できる限り尾根を残す形での安全対策工事(本設)を見据えた、通行確保のための仮設工事を進める、という市の方針に変わりはないが、地権者の同意が得られず、仮設工事を行うことができない…という現状です。
この現状認識に関連しては、6月20日の本会議で、関連質問を行いました。