伊藤真弁護士、鎌倉で安保関連法廃止を語る!

 125日夜、日弁連憲法問題対策本部副本部長の伊藤弁護士の講演会を開催しました(主催  安全保障関連法に反対する鎌倉市議会議員・元議員有志の会)。鎌倉生涯学習センター・ホールに集った250名近い参加者が1時間45分、伊藤弁護士の立て板に水のお話に耳を傾けました。

 ぎっしりと詰まった内容は紹介しきれませんが、
・安保関連法は、レッテル張りでも何でもなく戦争法そのものであるこというお話、
・「個人の尊重を中核とする立憲主義の理念」を土台に据えた日本国憲法の3つの基本原則の、基本的人権の尊重(自由と人権)、恒久平和主義2度と政府に戦争をさせない)の2つが目的であって、国民主権はその手段である、という解説は、大変明快でした。
また、
・今、政府の動きとして警戒しなくてはならないのは、災害対策を理由にした「国家緊急権」条項の新設を含む憲法改正を行おうとしてくること。 
・日本国憲法の先進性は国連憲章を超えた平和主義(92項による、自衛戦争を含めたあらゆる戦争の放棄)と共に、地方自治によって中央政府が間違った方向に進もうとする時に待ったをかけるよう要請していること(1946年当時の諸外国の憲法には見られない) 
という指摘もありました。

 安保関連法廃止に向けて、司法の場では、選挙無効訴訟が継続中ですが、今後、安保法制違憲訴訟の提起も予定されています。また、具体的な事件が起きた際にはその救済訴訟も間違いなく提起されます。

 

 一人ひとりが安保関連法の危険性を話題にし続けて、国政選挙の際にも絶対に忘れない、それぞれの場でできることをやっていく。伊藤弁護士の座右の銘は、Festina Lente(ゆっくり急げ。皇帝アウグストゥスの言葉)とのことでした。