このまま許すわけにはいかない、「安保政策の大転換」
安倍政権は14日、安全保障法制の関連11法案(新法案1、改正法案10)を閣議決定し、15日に通常国会に提出しました。集団的自衛権の行使を認める武力攻撃事態法など10の現行法の一括改正案と、戦争中の他国軍を後方支援する新たな恒久法案1本です。会期を延長して7月下旬から8月上旬の成立を目指すとされています。閣議後の会見で、首相は「戦争に巻き込まれると言う批判はまったく的外れ」と断言。新法の略称は国際平和支援法というのですから驚きです。恣意的な想定と言葉のすり替えがどんどんエスカレートし、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』の状況が出現してしまった感すらあります。
冷静に政治のあり方を問うこと、考え続けること、あきらめないこと、そして口をつぐまないこと。私たちは本当に正念場に来ているのだと思います。