腰越地域に新しい老人福祉センター
鎌倉市の老人福祉センターは、60歳以上の市民を対象とした憩いや文化教養活動の場として、名越やすらぎセンター、教養センター(笛田)、今泉さわやかセンター、玉縄すこやかセンターの4施設が開設されています。
腰越地域では、老朽化した「こゆるぎ荘」が2014年秋に廃止となって、2年半近く経過しましたが、このほど津西1丁目に腰越地域老人福祉センターが完成しました。
利用開始は4月1日ですが、3月23日、披露式典と一般向け内覧会が行われたので、昼過ぎに内覧会に参加してきました。
内覧会は大変な賑わいで、地域の方が開所を待っていらした施設であることがわかりました。
外構(庭やウッドデッキなど)の整備は7月頃までかかるとのことですが、完成した建物は、床の段差がなく、間仕切りなどもフレキシブルで、利用ニーズに応じて様々に使えそうです。書棚の下段には絵本・児童書も並べ、子どもたちが遊びに来て多世代交流ができるようにしたいと考えているとのことです。
既存の4つの老人福祉センターは、市社協が指定管理者として管理運営を行っていますが、こちらのセンターは選定の結果、企業組合労協センター事業団(東京都豊島区)が指定管理者になりました。
今後の管理運営において独自色が出てくるか、注目していきたいと思います。センターで行われる講座については、4月の広報かまくらに掲載されるそうです。
新しい老人福祉センターについての地域住民の方たちの関心は高く、
●開館時間は地域のニーズに合わせて融通をはかってほしい、
●自主的な講座、独自色のある講座は開催できるのか、
●七里ガ浜、七里ガ浜東など、少し離れたエリアの住民の利用をはかる移動サービスは展開されるのか…といった問い合わせや要望も既に聞こえてきているところです。
建物はできましたが、中身を作っていくのはこれからで、利用者と管理運営者が一緒になって良い施設にしていっていただきたいと思います。