子ども達にライフジャケット~鎌倉の海水浴場では
8月6日(日)、子どもの傷害予防に取り組むNPO法人Safe Kids Japanの事務局、太田由紀枝さんと共に材木座と由比ガ浜の海水浴場を訪ねました。
太田さんからは、海や川などの自然水域では子どもの泳力や水深にかかわらずライフジャケットの着用が必須…とかねてから伺っていたので、鎌倉の海水浴場を一緒に見てみることにしたものです。
今夏のキッズ&ファミリービーチは材木座1ヵ所
鎌倉では、7月15日~8月27日の土・日・祝日と8月13~16日にキッズ&ファミリービーチを開設しています。
「子ども連れのファミリーが安心して楽しめるよう、ライフガードによる監視体制の充実をはかったエリア」ということで、昨年は材木座、由比ガ浜、腰越の3海水浴場にそれぞれ開設されましたが、今年は材木座1ヵ所に集約化されました。
子ども用ライフジャケットの無料貸出しは、3海水浴場の監視所で昨年同様行われています。
ライフジャケット貸出件数が多い材木座
午前中、材木座海水浴場では「海の安全教室 ライフセーバーと遊ぼう」が行われ、20名近い子ども達が参加していました。
ライフジャケットを着用して浮くことも学んでいました。
また、材木座ではこの夏、水上歩行が楽しめる遊具「ウォーターローラー」の貸出しが行われており、親御さんが慣れた様子でライフジャケット着たお子さん達を遊ばせていました。ルール通りに使えば、安全で楽しい遊具だと思いました。
監視所で鎌倉ライフガードの代表の多胡誠さんからお話を伺ったところ、3海水浴場の中では材木座でのライフジャケットの貸出件数が多いのだそうです。地元の家族連れが多く訪れるので、ライフジャケットの貸出しについても知られているようです。中学生以下の子どもがウォーターローラーで遊ぶ際にはライフジャケットを着用するルールであることも、着用促進になっています。
多胡さん、太田さんからは、ライフジャケットの正しい着用の仕方を知っておくことが大切であると伺いました。ライフセービングの皆さんに協力してもらって市立学校での安全教室の開催を進めたいものです。
海の家で賑わう由比ヶ浜では
滑川を渡って由比ヶ浜海水浴場に着くと、話題のハワイ発の串刺し丸焼きチキンの店をはじめ、海の家の混雑ぶりが目に付きました。
夏休み中の日曜日で、子ども連れも沢山見かけましたが、市外からの海水浴客が多く集うのが由比ガ浜です。
監視所前のライフジャケット無料貸出しスタンドには、材木座と同様8着が用意されていましたが、私たちが訪れた時には1着も貸し出されていませんでした。
市外から来る方たちにも、無料貸し出しのことをもっと知ってもらう工夫が必要です。
炎天下ではありましたが、波打ち際は海からの風が心地よく、やっぱり海っていいな…とあらためて思いました。
子ども達が安全で楽しく遊べる鎌倉の海にしていきましょう。