深沢地域整備事業の都市計画決定案が審議会にかかりました

今年度3回目の鎌倉市都市計画審議会が1月21日に開催され、深沢地域整備事業に係る都市計画決定・変更の原案が了承されました。
審議会では、都市計画の案の縦覧期間(昨年12月3日~17日)に市民から寄せられた意見書(75通)について報告され、委員が意見を付しました。
3月中には都市計画決定が行われる見通しです。

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12月議会の一般質問
では、深沢地域整備事業について取り上げました。
現在地域配布中の神奈川ネット「まちづくりレポート」の2面に報告記事を載せています(下記参照)。

深沢地域整備事業については、本当に様々な意見があります。
事業を進めるべきではないとする理由として、「市役所の移転に反対だから」「交通の利便性の向上につながらない新駅の設置をともなうから」ということをあげる人が多いのは事実です。
また、洪水浸水リスク、道路網の脆弱さと渋滞の深刻化、保留地処分が上手く行かずに事業が頓挫した場合の財政圧迫、資材等の高騰による経費の膨張などの様々な「おそれ」を指摘して、事業を進めるべきではないとする声もあります。 

一方、進めるべき理由としては、「大地震などの災害はいつ起こるかわからないので、市全体の防災力の向上を急ぐべき」「関係機関がようやく同じ土俵に上がったこのタイミングを逃すできではない」「コロナ禍を経験してヘルスイノベーションは成長分野としての期待される」「長期的に見て持続可能な都市経営のための税収増につながる」などがあがっています。

昨年2月に県・藤沢市・鎌倉市・JR東日本で新駅の設置に合意する覚書が交わされ、市民の間で新駅への関心が高い状態が続いています。
しかし、鎌倉市にとっての新駅の位置づけは、深沢地域整備事業の全体像や仕組みの中で捉えないと見えてきません。
一般質問では、事業の仕組みについて具体的に聞き、長期的な視野に立った体制が必要であることを指摘し、市長には、市民対話を誠実に続けることを求めました。

一般質問の中継録画(52分間)は、こちら➡鎌倉市議会 録画配信 (gijiroku.com) からご覧いただけます。

神奈川ネットワーク運動・鎌倉  まちづくりレポート164号(2面)

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