鎌倉市のスポーツ施設4館の管理運営について文書質問しました
8月12日に「スポーツ施設の管理運営」について文書質問を行いました。
閉会中の文書質問に対しては2週間ほどで回答が出ることになっており、先頃答弁書を受け取りました。
鎌倉市のスポーツ施設4館(鎌倉体育館、大船体育館、鎌倉武道館、見田記念体育館)の管理運営は、指定管理者(コナミスポーツクラブほか1社)が行っています。現在の指定管理期間は2023年3月31日までです。
次期指定管理に向けて現状における改善点の有無を確認しておく必要があるという観点から、2問質問しました(全4問中の3問目と4問目)。
指定管理者が行う自主事業について
質問3 指定管理者が実施する自主事業に施設が使用され、一般利用者の利用枠が狭まっている状況はないか。また、現行の指定管理期間中にこの件に関し、利用者・利用団体から苦情や改善要望が出されたことはあるか。
【答弁】
指定管理者が実施する自主事業については、鎌倉市スポーツ施設指定管理者業務基準書において運動教室等の開催を定めており、主に利用団体が使用していない時間帯や会議室等を活用して実施しています。
しかしながら、自主事業への参加者が増加する中で、利用団体の利用希望日と自主事業実施日が重なってしまい、直近では令和3年10月に利用団体から改善要望が出されたことがありました。その際には利用団体と指定管理者とで協議し、利用時間帯等の変更の調整を図ったという経過があります。
なお、指定管理者が開催する運動教室等の自主事業は、これまでスポーツをする習慣のなかった方にスポーツをするきっかけを提供する有効な事業と捉えており、開催するにあたっては、なるべく多くの方に参加していただけるよう、場所や時間帯は重要であると考えています。
参加希望者が増加してきている中で、新たな時間帯等の設定については、既存の利用団体の状況を確認しながら行うよう指示しています。
スポーツ・トレーニング指導に関する有資格者の配置
質問4 トレーニング室など、スポーツ・トレーニングの指導に関する有資格者の配置が必要なところで、常に適切な配置がされてきているか。
【答弁】
スポーツ・トレーニングの指導に関しては、法令で有資格者を配置しなければならないという規定はありませんが、本市では鎌倉市スポーツ施設指定管理者業務基準書に設置を定め、トレーナーとして指導するための研修を受け一定の基準を満たし、かつ、救命の資格を持っているスタッフを常時配置し、安全管理や利用者の求めに応じた運動指導等を行っています。
他に、「鎌倉市スポーツ施設条例」の改正による変更事項に関連して2問質問しました。
答弁書の全文は市議会のホームページに掲載されています。https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gikai/documents/kaitou.pdf