神奈川ネットの「議員の任期は2期8年」ルール

地域政党・神奈川ネットワーク運動(神奈川ネットと略)には、「議員の任期を原則2期8年とすることで、市民の政治参加を進める」という内部ルールがあります。

「(自ら)なりたい人」ではなく「(皆が)やらせたい人」が議員になるべき、一人の人が議席に居座り続けて世代交代を阻むのはよくない、交代により議員経験者が地域で活動すれば地域をエンパワーする、といった考えに基づくルールです。

しかし、神奈川ネットが誕生した36年前と現在とでは社会情勢も、女性のライフスタイルも変化しており、多様な住民ニーズに対応して行政の仕事も複雑化して議員にもそれに応じた働きが求められています。

「今なら取り組める、続けられる」という人がいて、周りで支える人たちがやらせようと思い、新しい人の参加を阻む状況がなければ、2期8年の任期にこだわらなくてもよいのではないか―神奈川ネットワーク運動・鎌倉(ネット鎌倉と略)ではこのように考え、かねてから神奈川ネットにルールの見直しに向けた議論を進めるよう求めてきました。
東京生活者ネットワークなどの全国市民政治ネットワークに属する同系の地域政党は、現に見直しを行っています。

しかし、コロナ禍の影響もあり、議論の場が持てないまま鎌倉市議選を迎えることになりました。

ネット鎌倉は、神奈川ネットの支部ではなく、県選管に届け出ている「政党以外の政治団体」として横並びの関係です。ネット鎌倉では、総会で保坂を候補予定者として承認しています。ただ、これまで30年以上活動している中でネット鎌倉の公認で候補者を当選させた実績がないため、ネット鎌倉公認では「諸派」と称される可能性が高いようです。

現在もネット鎌倉の議員で、当選した場合はその後もネット鎌倉の議員です。ネットという名称を背負って選挙に臨むために、「無所属・神奈川ネットワーク運動・鎌倉推薦」というスタンスをとることにしました。
それは、神奈川ネットがこれまでの歩みの中で多くの女性議員を生み出し、女性が他の政党や無所属も含めて議会や地域で活躍するための種を撒いたことは大きな意味を持つと考えるからです。
そして、ネット鎌倉が今回の市議選に臨んで一石を投じたのは、これまでの歩みをとめず、さらに先に進んでいくためです。頑張らなきゃ。

NHK選挙ウェブ抜粋(2019年1~3月調査)