秘密保護法に粘り強く向き合う

意見書提出議案に対する討論がアップされています
 
鎌倉市議会6月定例会の議会議案第3号は、「特定秘密保護法を一旦廃止し、国民的議論を尽くすことを求める意見書」提出議案でした。(意見書の文面はこちらhttp://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gikai/documents/h2606gikaigian3.pdf
 神奈川ネット、共産党、無所属の3議員が提出者となり、627日の本会議で保坂が賛成討論を行ないましたが、賛成8、反対16、退席1で否決となりました。

 反対討論をした議員からは、昨年末に成立した法律について、何故今頃になって廃止云々を言うのか、という指摘がありました。この指摘に対しては、賛成討論の中で意見を述べました。そもそも秘密保護法は、同盟国間で安全保障に関する重要な情報を共有するために必要だとされています。憲法解釈を変更させて集団的自衛権の行使をできるようにする安全保障政策の大転換が行なわれようとする時、内閣が恣意的に秘密保護法の運用を行うことに歯止めをかけよう、という声を地方議会からあげるのは時宜に適ったことだと考えます。
 賛成、反対の討論は、市議会のインターネット中継録画で見られます。極めて対照的な意見が述べられていますので是非ご覧ください。(反対―賛成―反対の順に5分経過後から討論開始 )http://www.kamakura-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=2337

情報保全諮問会議の委員による講演
 さて、716日(水)の夜、横浜の開港記念会館で秘密保護法についての講演が催されます。講師は、国の情報保全諮問会議の委員、清水勉弁護士です。情報保全諮問会議は、特定秘密の指定や解除の運用基準などを検討し首相に答申する、7人からなる有識者会議で、清水弁護士は秘密保護法に反対の立場で参加している委員です。施行まで半年を切った秘密保護法を取りまく状況についてお話していただきます。
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