鎌倉市長選ー多かった批判票

 松尾崇氏が再選されました。松尾氏の得票32,875票、岩田薫氏の得票20,574票。岩田氏が立候補に踏み切ったのは告示直前、政治団体の後押しのない、市民ボランティによる選挙活動でした。その岩田氏の大方の予想を上回る善戦は、松尾市政の4年に対する市民の厳しい視線を反映したものと言えるでしょう。

 岩田氏が争点としたのはごみ処理施策でした。これについては松尾市長が1期目の初めに判断を誤り、その後の施策が次々と裏目に出て今日に至っています。また、10月19日と23日の記事にも書きましたが、告示直前には、自治体通販サイト構築の業務委託先について、総務常任委員会で問題になりました。「行革」を前面に掲げて外部委託を次々と進める松尾市長の手法の危うさが露呈した感があります。その傾向が2期目で強まることが懸念されます。批判票を投じた市民の思いを酌む市政を求めます。

 神奈川ネットは、今回の市長選で市民に選択肢を示すことができませんでしたが、今後4年間、市長の舵取りをチエックするとともに、政策ごとに是非を判断し、積極的な政策提案を続けていきます。