鎌倉路地フェスタ
連休前の週末、天候にも恵まれて鎌倉の街中は大変な人出でした。しかし、鶴岡八幡宮前から岐れ路の先までを徒歩で行ったり来たりした間に見た限りでは、県道金沢鎌倉線の渋滞は思ったほどではありませんでした。5月3~5日の3日間は、渋滞を回避して鎌倉駅に出られるよう、新規の循環バスを走らせる社会実験が行なわれますが、どのような結果になるか気になるところです。
鎌倉の二階堂、西御門、雪ノ下、小町のエリアでは、4月19~29日の間、「鎌倉路地フェスタ」が開催されています。2006年から始まった同フェスタは、今年で9回目。「アート」「路地」「鎌倉らしさ」「暮らし」などをテーマにした催しが、一帯の個人宅、ギャラリー、店舗、各種施設、計26カ所で繰り広げられています。各開催場所にはナンバー・プレートが掲示されており(写真参照)、大通りから外れた路地を辿って行き、角を曲がるとまた次の催し場所が見えてくる…という塩梅で、街歩きの楽しさが味わえるフェスタです。 自宅から近いエリアなので、昨日・今日(26、27日)と数カ所を巡りましたが、暮らしにアートを根づかせ、鎌倉らしい街づくりに思いを傾ける方がいかに多いか、よくわかります。ひとつひとつの催しの規模は大きくなくても、春たけなわの11日間、一斉に行われると一帯が活気を呈するというものです。「鎌倉は歩いてこそ良さのわかるまち」というメッセージの発信にもなっているフェスタ。まちづくり(観光、交通問題も含め)の課題を考える上で、このメッセージはとても大切だと思います。
連休期間中の別の催し。
鎌倉市と鎌倉平和推進実行委員会による今年の憲法記念日のつどいは、市内在住の作家の高橋源一郎さんの講演「ぼくらの国なんだぜ~憲法とこの国の未来を考える~」(4月29日14時 鎌倉生涯学習センター)です。快哉。