大船で帰宅困難者の対応訓練

 

黄色いヘルメットがJR職員

 

3列に並んで芸術館に向かう

 108日、災害時帰宅困難者の対応訓練が大船で実施されました。今年3月の長谷地区(長谷駅→長谷寺)での実施は、江ノ電と長谷寺の協力で行われたものでした。今回は、JR東日本が参加団体となり、大船駅から鎌倉芸術館までの誘導と一時滞受入れの訓練でした。大船、玉縄エリアの自主防災組織の皆さんを中心に100名ほどの市民が「帰宅困難者」として参加しました。

 

 駅を出発して芸術館に向かうのに先立ち、市の総合防災課の担当者が災害対策本部と「緊急連絡」を取り合う通信訓練の間、「帰宅困難者」に対しては、JR大船駅の駅員から状況説明が行われました。多くの人が集まる鉄道主要駅での災害時の安全確保と避難誘導において、情報伝達と状況判断はとても重要です。平時の訓練がものを言います。
 
日中、市外在住者が多く滞在する鎌倉市では、こうした帰宅困難者の対応訓練が、場所を変えて毎年実施されることが望まれます。地域、民間事業者と行政の連携を図る上でも意義のある訓練でした。