地区別危険箇所マップ、鎌倉市HPに来月アップ

 7月28日、鎌倉市議会総務常任委員会が開催されました。6月定例会中に審査が終わらなかった報告案件の審査です

 総合防災課からは、地区別危険箇所マップの作成状況について報告がありました。昨年10月、鎌倉市は台風18号による大雨で滑川が危険水位を超えたことから、市内の1万7817世帯・4万2000人に避難勧告を発令しました。その際、対象となったエリアの住民から、実際に避難すべきなのか迷う、という声が寄せられました。市は、津波、洪水・内水、土砂災害等のハザードマップを掲載した「防災読本」を各戸配布していますが、昨秋の経緯を課題と捉えて、避難の判断の手助けになるよう、従来のハザードマップを拡大し、地区別の危険箇所をより見やすくしたものを作成中です。全市を大きく6エリアに分割したものになります。今年度中の全戸配布を予定していますが、それでは今年の台風シーズンには間に合わないということで、8月上旬に暫定版が市のホームページにアップされます(以上については、現在配布中の広報かまくらのトップページにも記事が載っています!)。

 行政が防災情報をオンタイムで速やかに伝えることは必要ですが、個々人においても、住居や日中過ごす場所近辺の状況について日頃から気にかけ、災害の危険が迫った時の対応のシミュレーションをしておくことが大切だと思います。