神奈川県総合防災センター視察

1月20日午後、総務常任委員会の日帰り視察で神奈川県総合防災センター(厚木市下津古久)を訪ねました。

県内一体をカバーする広域的・総合的な災害応急活動の中央基地であると同時に、平時における防災知識の普及啓発の拠点施設として1995年に開設された大規模な施設です。県内の消防職員と消防団員に教育訓練を行う消防学校が併設されています。
防災備蓄倉庫(約1700㎡)には、人命救助用資機材、応急活動用資機材・生活物資、被災者支援用物品117品目、24,000点が備蓄されています。

1 防災備蓄倉庫

1 防災備蓄倉庫

鎌倉からは、マイクロバスで行き・帰りとも約1時間の行程でした。大地震等が発生した際は、その何倍かの時間を要するものと思われます。
県は、この中央基地の機能を分散・補完するとの位置付けで、広域応援部隊等が活動する際に使用する防災資機材を保管するための拠点施設を県内に3ヵ所設けており、三浦半島地域の拠点は、鎌倉三浦地域児童相談所(横須賀市日の出町)です。

2 原子力防災の資材も

2 原子力防災の資材も

中央基地にせよ、横須賀の拠点にせよ、大規模な資材・物資の備蓄を実際に役立てるには、発災時の緊急車両の通行確保が先決であると感じました。

視察では、防災備蓄倉庫(写真1,2)を見学したあと、防災情報・体験フロアを訪ね、地震体験(写真3)、強風体験、消火体験、煙避難体験などをしました。
自治・町内会、自主防災組織などで見学するにはよい施設です。

3 地震体験ルームで初期活動に急ぐ我ら総務委メンバー

3 地震体験ルームで初期活動に急ぐ我ら総務委メンバー