記者会見直前の政策会議で報告された鎌倉花火の7月開催

5月9日午前、観光厚生常任委員会協議会を所属外議員席で傍聴しました。

4月10日の実行委員会で7月開催の中止が決まった鎌倉花火大会が、新体制の実行委員会を組織して予定どおり7月19日に開催することに急展開した経緯について、所管の観光課から報告を受けるという内容でした。

観光課からは、7月開催中止決定後に例年どおりの開催を望む声が多く寄せられ、また市民有志からクラウドファンディングを活用した資金調達や協賛等の申出があったことを受けたとの説明がありました。しかし、委員からの質問により、7月開催が、市長とお名前があがっている市民有志のごく限られた範囲の中でパタパタと決まったことが明らかになりました。

4月10日   鎌倉花火第1回実行委員会で7月開催中止決定、公表

4月20日 夜  カマコン定例ミーティングで花火大会開催に向けてのプレゼンテーション
同日(時刻不明) 市民有志と市の協議

4月21日午前 政策会議で新実行委員会による7月開催について報告
同日   午後 市長と市民有志による記者会見
政策会議は、市長、副市長、各部の部長等で構成され、市政の基本方針や重要施策の審議や、行政運営全般にわたる重要事項の連絡・調整のために毎月1回定例で開催されます。
花火大会の開催については既に決まった案が報告、了承されたようです。)

4月28日午後 鎌倉を愛する者がつくる花火大会実行委員会

ネットの三宅委員からは、観光を所管する市民活動部は上記の一連の展開にどの時点から関与したのか、という質問がなされましたが、これに対しては、「市の組織内の合意形成についての文書は作成されていない」との答弁でした。

議会への文書による情報提供だけでなく、政策会議での報告までもが記者会見の直前であったこと、庁内の政策形成、合意形成にかかる文書も残っていないことがよくわかった委員会でした。

続きは、12日午後の総務常任委員会協議会です。