ネットの「まちづくりレポート」で新庁舎整備の現状を伝えます!

連休期間中の混雑や不安定なお天気を避けつつ、神奈川ネットワーク運動・鎌倉の「まちづくりレポート171号」を地域配布しています。
2面の特集記事では、鎌倉市役所の新庁舎整備の現状をQ&Aで解説しました。

8年前のアンケートの引用?!
さて、鎌倉市議会の『議会だより』で2月議会の各派代表質問の記事を読んだ市民の方から、「無作為アンケートで5割以上の市民が本庁舎は鎌倉地域にあるべきと答えている、と書いている会派があるけれど、そんなアンケートがあったの?」と聞かれました。

その箇所だけを読んだ方は、近年のアンケートのことだと思われるかもしれませんが、8年も前の2016(平成28)年2月に行われた市政e-モニターのアンケート結果です。
前年に「公共施設再編計画」ができ、これから本庁舎の整備方針の検討に取りかかろうとする時期に行われました。

市役所を移転先で新たに整備する方針も策定されておらず、ましてや深沢に移転した後の現在地に市民対応の行政の窓口機能が維持される計画も出てきていない時点でのアンケート結果ですので、今日においても「5割以上の市民が本庁舎は鎌倉地域にあるべきと考えている」と推定する根拠にはなりません。とても紛らわしい引用だと言わざるを得ません。
市が現在地に市民対応の行政の窓口機能が維持される方向性を明らかにして以降、風向きは「だったら移転しても構わない」に明らかに変わっています。

むしろ、同じアンケートの質問1の「本庁舎を利用する頻度は半年に1回以下の方が約75%」、質問2の「本庁舎を利用する主な目的は、証明書の取得や届出の手続きなどのため」という結果の方がデータとして古びていません。
該当部分の抜粋を末尾(「まちづくりレポート」2面の下)に掲載します。
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まちレポ171号2面(最終稿)のサムネイル

公共施設再編市政e-モニターアンケートH28年2月のサムネイル

アンケート結果全体は、コチラhttps://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kouchou/documents/kekka31.pdf

鎌倉市民は、2017年10月と2021年10月の市長選挙で、市役所の深沢移転を選挙公約に掲げた候補(現市長)を当選させています。
神奈川ネットはこの2回を含む過去4回の市長選挙で松尾候補を支持していませんが、現市長が市役所の深沢移転を掲げて市民の信を問い、市民に支持されたことは、事実としてもっと認識されるべきだと思います。