3年後に中学校給食実施 業者弁当方式でも安心食材で
今年4月からスタートする鎌倉市総合計画の3か年の実施計画の中に、中学校給食の2017年度全校実施が盛り込まれました。3年間で実施に向けた準備を進めていくことになります。
中学校給食の実施率は全国平均が約82%のところ、神奈川県は16.4%(8市9町村)にとどまり、鎌倉市でも未実施でした。小学校給食は自校調理で実施されていますが、中学校給食は、弁当のデリバリーになる予定です。市の栄養士が全市統一の献立を作り、調理・配送は民間業者に委託して各校に届けられます。弁当給食の利用か手作り弁当の持参かは選択制で、給食利用の場合は1ヶ月単位で予約します。
2014年度は、9校3千数百食分を調理して2時間以内で届けられる業者の調査や、委託業務の内容・条件等の決定が行なわれます。
神奈川ネットは、以前から全中学校で安全な食材を使ったバランスの良い弁当が食べられるよう求めてきました。2月21日に行なった市議会2月定例会の代表質問でも、選択制をとること、食材の安全性の追求、牛乳給食の見直し、給食時間に余裕を持たせる配慮―の4点が必要である、と指摘しました。9校分の一括委託となれば、食材の安全性の確保やアレルギーを持つ生徒への対応等、小学校で実施の自校調理よりもハードルは高くなります。今後の進捗をしっかりと見ていかなくてはなりません。