北鎌倉隧道安全対策検討委員会は12月開催、業務委託契約書を情報公開
6月議会で北鎌倉隧道の安全対策について同僚議員の一般質問への関連質問をしました。
その時の都市整備部長の答弁は、
「昨年度実施した安全対策検討委員会から、隧道が存する道路の安全な通行と、文化財的価値の保全の両立を図った方策として3案が示されたことを受けて、今年度引き続き、安全対策検討委員会において検討していくことで、文化庁からも理解が得られた。
このことを本設工事の実現可能性が見えてきたと捉え、仮設ではなく、本設をしっかりと見ていくことを優先する。」
という一方、
「仮設隧道の設置に向けて、地権者を含む関係者との調整はできていない。
権利者に対する本設工事の3案も説明できない状況である」
というものでした。
(鎌倉市議会 会議録抜粋→北鎌倉隧道安全対策についての関連質問(2017.6.20) )
鎌倉市は、その後9月5日に「平成29年度 北鎌倉隧道安全対策検討業務委託契約」を締結しました。契約金額は、42,703,200円(税込)です。
業務委託の目的は、
「3つの安全対策工法案(①小型自動車が通行可能な方策、②救急車が通行可能な方策、③歩行者のみが通行可能な方策)について、最終案の決定に資する成果を取りまとめること」、
業務内容は、(1)対策工法の検討、(2)危険木の伐採計画、(3)意見を聞く会等の対応支援、(4)その他 です。
北鎌倉隧道安全対策検討委員会は、12月中の第1回開催を目指して準備中とのことで、現在、地形測量、地質調査などの事前調査を進めているようです。
また、危険木の伐採作業は、市有地とJRの土地について行うとして、伐採計画を立てているところです。
現地は、樹木や竹がますます生い茂り、秋の長雨、台風シーズンにおいても大変心配な状況でした。
検討委員会の開催が年度終盤にずれ込んでいますが、十分な時間を取って丁寧な検討・議論が行われることを望みます。
そして検討を無駄に終わらせないためには、地権者との話し合いを進めなくてはなりません。
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安全対策検討業務契約書とこれに付随する業務委託仕様書を情報公開請求し、11月22日に開示を受けたのでアップします。