大河ドラマ館開設でNEPに支払うコンテンツ使用料に驚き
というのは法外な金額としか言いようがありません。
また、2億7千9百万円は、NEPが出してきた3種類の見積もりの最高額を示したものであって、1億円台の見積もりもある、との説明でした。
その前日の18日、他会派の代表質問に、市長は「大河ドラマ館は既存施設を使わせてもらって開設する。第一候補は、鶴岡八幡宮境内の鎌倉文華館鶴岡ミュージアム」と答えました。新たに作って、ドラマが終了したら壊すようなことはしない(≒SDGsの考えに反しない)からよいのだ…とはとても言えなくなってきたのではないでしょうか。
既存施設を用いた大河ドラマ館整備の第一候補が鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムであること昨日はじめて知りました。
盛り上がりに水を差すようなことを申し上げますが、大河ドラマ館は整備しなければならないのでしょうか。コロナ禍で停滞を余儀なくされた地域経済が大河ドラマを契機に多くの人が来訪して活気を取り戻すことに期待するのはよくわかります。しかし、大河ドラマ推進協議会負担金に3億2千万円を充て、大河ドラマ館を整備することには素直に賛同できません。
コロナ禍が2022年に収束していれば、大河ドラマ館がなくても鎌倉には観光客が押し寄せるでしょうし、十分に収束していなければ、申し訳ないですが鎌倉観光は控えていただかざるを得ません。
大河ドラマをきっかけにこれまで脚光を浴びてこなかった歴史の一面や人物が知られるようになることに意味がある、というのであれば、国宝館や歴史文化交流館に特設展示のスペースを設ければよく、来館者も増えて一挙両得ということではないでしょうか。
上田城の城内に大駐車場があって大型観光バスがずらっと駐車できた上田市とは全く事情が違うということを顧みずに経済波及効果を言うべきではないと思います。
雪ノ下エリアの住民としてはオーバーツーリズムの問題が軽視されているようにも思わざるを得ません。
(市長からは、収支の均衡をはかる、オーバーツーリズム対策を行う、といった回答がありました。)