スマートシティ構想が策定されました(年度末を振り返りる―その1)

2021年度末は、3月18日に2月定例会が閉会したのも束の間、3月25日に「3月臨時会」が開催される中で慌ただしく過ぎました。
臨時会で、1週間前に成立した議員提案の「生涯学習センター条例の改正条例の『改正』条例」が再議に付されて否決になったことについては、Facebookで報告しました(3月26日記事)。https://www.facebook.com/reiko.hosaka.kamakura/
新年度が始まって既に半月が経過しましたが、市政に関する年度末の大きな動きについて2回に分けて振り返ります。

スーパーシティに区域指定されなかった鎌倉市
3 月4日、内閣府の「第3回スーパーシティ型国家戦略特別区域の区域指定に関する専門調査会」が開催され、つくば市および大阪市をスーパーシティの特別区域に指定することが了承されました。

スーパーシティの提案は、昨年4月〆で31自治体(神奈川県内からは鎌倉市と小田原市)が応募、「規制改革の部分が弱い」などの指摘を受けて同10月に28自治体が再提案を行っていたものです。

今回指定が了承された2自治体以外の提案については、「落選」ではなく、「提案内容の熟度の高い自治体から、専門調査会等に付議し、指定について改めて検討する」とされています。提案内容の熟度は、「①規制改革、②先端的サービス(事業)の2点で判断」されるとのことです。


規制緩和が至上命題の特区
特区指定される2市について見ると、
つくば市は、ロボットの歩道通行に係る道路交通法の特例補助金等交付財産の目的外使用手続の特例 診療履歴・生活ログ等の健康関連のデータ連携におけるマイナンバーの利用範囲の拡大
大阪市は、「空飛ぶクルマ」の社会実装 AIによる気象予測 ローカル5Gの広域利用の先行モデル実施 自動運転バスによる貨客混載運送
ー などについて、規制諸官庁との調整が進んでいたり、議論に入っていたりしているようです。いやはや、ため息が出ます(申すまでもなく、羨ましくて出るため息ではありません)。

鎌倉市が提出した規制改革案の要は、ロードプライシングです(昨年4月提案「一般道路におけるロードプライシング導入に向けた新制度創設」、10月再提案「ロードプライシング導入に向けた道路法の特例措置」)。
スーパーシティ特区指定を一般道路への課金という法的難題をクリアする突破口と捉えているのに、内閣府からは、「規制所管省庁と既に概ね合意した項目が複数あることが必須である」と突き返されている状況であるように見えます。

スマートシティ構想の策定
一方、市は「スーパーシティに区域指定されてもされなくても、目指すべきはスマートシティ」と位置付けています。スマートシティ構想は、12月27日~1月25日のパブリックコメント、2月28日の総務常任委員会での報告を経て、3月中に策定されました。
鎌倉市/鎌倉市スマートシティ構想 (city.kamakura.kanagawa.jp)

2022年度に取組むリーディングプロジェクトには、
防災・減災を起点とした 複数分野の連携
市民目線の暮らしやすさをテーマとした実証事業 があがっています。
スマート・テクノロジー=最先端技術ではない、と説明されていますが、市民ニーズや課題を見据えた「市民起点」という基本理念がどう反映されるのか、注視していかなくてはならないと思っています。

鎌倉市スマートシティ構想(抜粋:p12)