マイボトルでエコマネーが貯まる京都市の取組み―議運視察番外編

 

マイボトルとポイントカード

 

ショッピングモール内の店舗 回収ボックスはないが期間内は常時回収

  1023-24日、鎌倉市議会・議会運営委員会(委員10名、議会事務局2名)の視察が行なわれました。
◆1023日午後【視察先】()議事録発行センター(岡山市) 【視察目的】議会のICT化…ペーパーレスの会議システム、資料共有システムについて
◆1024日午後【視察先】大津市議会 【視察目的】災害時の議会の業務継続計画、議場ICT化事業、タブレット端末を活用した議会運営について

 2日目の大津市議会視察が午後であったため、午前中は京都市内で個人行動の時間がありました。この時間を利用して、京都市環境政策局(循環社会推進部ごみ減量推進課)が2011年から毎年実施しているKYOTOエコマネー」の取組みが街なかでどのように展開しているのか見てきました。コーヒーチェーン店等の参加店舗でマイボトルを使って飲み物を購入すると1ポイント、衣料品販売店等の参加店舗へ衣料品を持ち込むと,衣料品1kgごとに1ポイントのエコマネーが取得できます。1ポイントは50円相当で、10ポイント貯まると市営交通のプリペイドカード500円分との交換や「京の旬野菜直売所」での500円相当の買物などに使える、という仕組みです。

 コーヒーチェーン店がマイボトル持参の注文に2050円の割引を行ったり、デパートや衣料品販売店が期間限定で不要衣料品を回収してクーポン券等の提供を行うということは全国的に展開されていますが、京都市はエコマネーを介することで、キャンペーンの広がりと参加の楽しさアップを図っており、よく工夫されていると思いました。地元の有名店も参加店舗となっており、日本茶の一保堂茶舗が参加しているのに興味を覚えましたが、そこまで足を伸ばす時間がなく、京都駅近くのイノダコーヒの支店でマイボトル利用をしました。

 京都市は、1110日まで生ごみを減らすアイデアを募集する「ごみげんりょうアイデアコンテスト」も実施しており、ソフト部門 で「生ごみを減らすアイデア」、ハード部門 で「水キリグッズアイデア」 を募集中とのことです。どこの自治体においても、ごみの減量化は厳しい課題ですが、面白そう、と感じさせて参加を促す仕掛けづくりは工夫のしどころです。